京築地域の求菩提山(くぼてさん)は、京築神楽(豊前神楽)の文化と深く結びついており、その関係は京築神楽の歴史的起源と演目の特徴に現れています。
京築神楽は、京築地域一帯(旧豊前国)に伝わる神楽で、国の重要無形民俗文化財に指定されている「豊前神楽」の中心を担っています。
👹 修験道の聖地: 求菩提山は古くから修験道の霊山として栄え、明治時代に至るまで多くの山伏(修験者)が厳しい修行を行っていました。山伏と神楽: 一般的に神楽は山伏(修験者)が関わって成立した宗教儀礼が発展したものと考えられています。豊前神楽も求菩提山の山伏が深く関わり、中世(室町時代頃)に成立したと考えられています。宗教儀礼としての神楽: 当初、神楽は山伏が行う祈祷や宗教儀礼としての性格が強かったとされています。
豊前神楽には、求菩提山の修験道の影響を強く受けた、全国的にも珍しい特徴的な演目があります。湯立(ゆだて)神楽: 豊前神楽の特徴の一つで、釜の湯を煮えたぎらせる中で、高さ10メートル余りの柱(斎鉾)に鬼が登る、炭の上を裸足で歩く火渡りなど、山伏の厳しい修行を思わせる祈祷色の強い内容が見られます。この演は、国の重要無形民俗文化財指定の際にも高く評価されました。鬼(駈仙/御先)の演目: 荒ぶる**鬼(駈仙・御先)が登場する演目が多く、これは求菩提山に伝わる「鬼伝説」**から生まれたものです。山に棲む鬼の乱暴を、求菩提山の権現様(神仏)が鎮めるという、修験道の思想が背景にあるとされています。
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